「ちっちゃな王子さま」(新訳:星の王子さま)メルマガ配信プロジェクト

「星の王子さま」の邦題で知られる、Antoine de Saint-Exuperyの名作、"Le Petit Prince"を、独自に翻訳した「ちっちゃな王子さま」を、毎週少しずつお送りする、メールマガジンプロジェクト。是非登録を!

このプロジェクトについて

"Le Petit Prince"という作品を知っていますか? フランスの作家アントワーヌ・サン=テグジュペリが書いた挿絵付きの童話で、日本では故内藤濯先生がつけた、「星の王子さま」という素敵なタイトルで知られています。 2005年には、原文の著作権保護期間が終…

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五日目。 ちっちゃな王子さまのくらしの中のひみつがひとつ、これまたヒツジのおかげで、明らかになった。彼は、なんの前置きもなしに、いきなりぼくにひとつの質問をしたんだ。それは、彼が長いことだまって考えてきたことだった。「ヒツジが、小さな木を食…

メルマガ第6号配信しました~!

たいへん間が開いてしまいました……。 とどいていないという方は、 sagitta_t@yahoo.co.jp までご連絡ください! 感想メールもお待ちしております!!

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ねぇ、ちっちゃな王子さま。ぼくはね、こうしてちょっとずつ君の、ささやかで、感傷的な人生のことを、知っていったんだよ。君は、長い間ずっと、しずんでいく夕日の優しいすがたに、さびしい気分をまぎらわしてきたんだね。ぼくが、そのことについてくわし…

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日を追うごとにぼくは、彼の星のこと、旅立ちのこと、そして彼の旅のことを知っていった。それらは、彼のばらばらな思考の中から、少しずつ見えてきたものだった。 そして三日目には、ぼくは「バオバブの恐怖」について知ることになる。それを知ったのはやっ…

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こんなふうにしてぼくが知っていったことの中に、もうひとつとても大切なことがあった。それは、彼の生まれた星が、やっと家ひとつぶんよりも大きいかどうかの大きさしかない、ってことだ。 けれども、それはそんなにおどろくべきことじゃないのかもしれない…

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彼がいったいどこからやってきたのかを知るのには、長い時間がかかった。 このちっちゃな王子さまときたら、ぼくにはやたらと質問をするくせに、ぼくの質問はまったく聞いちゃいないみたいだったんだ。それでも、なにかのひょうしにふとこぼれた言葉から、少…

メルマガ第5号配信しました!

とどいていないよー、という方は、 sagitta_t@yahoo.co.jp までご連絡ください。 感想も待ってます!

メルマガ第4号配信しました!

本日、第4号を配信しました! このペースだと数年かかってしまうな……どこかでペースアップを図ります! すみません!

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そんなふうにして、ほんとうのことを話せる相手もいないままに、ぼくはひとりで生きてきたんだ。六年前に、サハラ砂漠のまんなかで、飛行機の故障が起こるまでは。どうやら、エンジンのどこかがイカレたみたいだった。ぼくには整備士も乗客もいなかったから…

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六歳だったころに、ぼくは、ものすごい絵を見たんだ。その絵は、原生林について書いた『本当の話』という本の中にあったもので、猛獣をのみこんだ巨大なヘビを描いたものだった。その絵を写して描いたのが、これ。 本にはこう書かれていた。 「ボアという種…

第3号配信しました。

1か月近くあいてしまって、申し訳ございません! 本日配信しましたので、もしとどいていない方は、ご連絡ください。 今回の部分は短いですので、次はあまり間が開かずにお届けできる……といいなぁ。

第2号配信しました。

本日、メルマガ2号を配信しました。届いていない方は、ご連絡をいただけるとうれしいです。 さてさて、ようやく、王子さまの登場です。 ここから、おもしろくなっていきますので乞うご期待!

第1号配布しました!

登録してくださった方に、第1号配布しています。 有名な「ゾウを飲みこんだ巨大なヘビ」のシーンですね。 まだまだ登録待ってます! 登録は、こちらから。 しばらくのうちは、バックナンバーもふくめてお送りします。 ちなみに、登録した方でまだメールが来…

メルマガ0号を配信しました。

登録してくださった方に、 メールの配信テストも兼ねて、 メールマガジン第0号を、お送りしました! 届いてないよー、という方、 また、何か不具合があった方はご連絡くださいませ。 メールマガジン0号は、配信テスト用ですので、 これから登録してくださっ…

よくある(かもしれない)質問

質問は来てないですが(笑)、こんな感じのことを疑問に思っている人がいるんじゃないかな、ということに答えてみます~。 ブログで公開するなら、メールマガジンに登録する必要ないんじゃないですか? 実際、そうなんですよね(笑)。 これに関してはもう、…

献辞

サンプルをかねて、本の冒頭にある「献辞」を公開しました。